2023/4/26

小説「80 50」 林 真理子 著

今も大活躍の 林真理子さん・・・

私は 「an an」世代で・・・あの頃は

カラス族というのが流行っていた・・・

女性の嫌味たっぷりないじわるな文章がとっても

面白くて、真髄をついていて・・・面白い小説を連発されていた・・・

当時、大学生の女子は誰もが 林真理子さんの単行本を鞄にしのばせて

電車などで読んでいたのではないか・・・

そんなバブリー世代の私達か、少し下世代が

この「8050」世代だと思う、かなり、私達にも近い感じ

団塊のベビーブーム世代の子供はやはり、出生率が高いのと

丁度氷河期という最悪の社会状態も重なって・・・

親は厳しく、社会も厳しく、学校も厳しく・・・

ひきこもりになる 少年、少女は多かったと思う・・・

特に、男子となると・・・腕力があるから厄介だ・・・

私達がバブルの頃は、「積木くづし」という家庭内暴力のドラマが

流行った・・・やはり、社会のひずみだろうか、

犠牲者は弱者な思春期の子供なのだ・・・

子供も、家族も、大変だ・・・

社会は煩雑で、バブリーから氷河期になり、

人間関係は大人も子供も煩雑、希薄になり・・・

人間同士が孤立へ向かう・・・個人主義となり個室社会となり

人が家族でさえ繋がらなくなった・・・

その問題が・・・家族の一大事に一大事を呼び・・・

結果・・・家庭崩壊・・・そしてそれに

根底から立ち向かう家族、そうでない家族があった・・・

これは、立ち向かう家族の物語であった・・・

どこの家にも、何か一つは家庭のひずみがあるものだ・・・

上手く順風満帆に産まれて死んでいける人は何パーセントなんだろうか・・・

私にだって、言えない親族はいたさ・・・( ;∀;)

でも、それを経験して生きてきたさ・・・

それが、人生、人間界なのだと思う・・・

この小説はよくある、「いじめ」から立ち直る、子供と家族の物語・・・

ハッピーエンドで終わるので、読んでいて安心はするが・・・

少し、綺麗事すぎる感じも否めないけれど

たぶん、でも、この安心感がいいのだと思う・・・

万人受けすると思う・・・

今の世の中を「80 50」問題とひとめで誰もが

頭に浮かぶ社会問題として浮き彫りにしていたと思う

いまも猶、そういう世界は、学校、会社、社会にはびこっている・・・

大きな社会問題だ・・・

しかし、誰もが同じ悩みがあるのだと・・・

安心感と、勇気をくれたと思う・・・

とにかく、希薄な家族関係やら社会やら・・・

問題には一丸となって関わる事こそが問題解決の一歩である

逃げていてはいつかは、何かが起こってくるのだという感じがする・・・

でも、そうなったら、当たってくだけろ!!それしか問題解決はないと思った

という感想であった・・・・

 

この本も興味を抱きながら・・・

図書館で偶然にもあったので読んでみて、興味深かったし

林真理子さんの文体はいつも流れるように読めてしまう・・・

あっというまに読めてしまった・・・(^^♪

 

読後後、はたと・・・

「逆 50 80」問題もあると思った・・・

老齢で長寿となった親を見る子供の問題も社会問題になってきている・・・

いつの時代も問題のない時代はないですね・・・

 

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