「幸福な結末」 辻 仁成著 2005年出版
角膜提供をうけて見えるようになった主人公の目に
何故か・・・残像が・・・
この残像は誰なのか…提供者を調べる旅に・・・
昔、テレビで
心臓の臓器提供を受けた男性が
以前は全く、興味のなかった、スポーツをしたくなったという
何故か・・・自転車を乗り出し・・・それが
面白いように上達するし、とても楽しいし
どんどん好きになって、自転車をのらずにはいられないような
体質になったそう・・・・
心臓の臓器提供者は・・・まさに、自転車が好きなスポーツマンだった・・・のだ
なんという、不思議?というか・・・
不思議ではないのか・・・
人間の細胞の記憶・・・のすごさに驚いたのであった・・・・
遺伝なんかもそんな部分が多いのだろうとフト思ったりもした(・.・;)(^^
さて・・・この物語・・・
角膜提供を受けたものの・・・残像がちらつくのである・・・
たぶん、角膜提供者の忘れ得ない強烈な記憶が生きていたのだろう・・・
と、思いながら、本を読み進めた・・・
いろいろな事件が出て来るが・・・
事件を見たとしても・・・
いくらそれを説明したとしても・・・
本当の事など、自身と相手にしかわからない事だってある・・・
見たとしても
心までは・・・誰も見抜けないのだから・・・
人間は生きるために法律を考え、裁判をし解決させる事がある
けれど・・・それは、社会や世間で生きる為の法律であって・・・
人間社会の掟に従っているだけだ
そういう事もこの世には必要な事もある
が、本当のところは当人と相手にだけしか分からないのが本当だろう
社会や世間がとやかく言ってくるこの世・・・
唯一、心の中だけは、無法地帯である
潜在能力はずっと持ちつづけた方がいいと
思っているし、時として形を変えたりもするかもしれない
ときどき取り出して見て見る( *´艸`)
読んでいてそんな気持ちになったのでした
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