2022/12/4  風景 上田 五千石

「風景」 上田 五千石 著 1977年出版
図書館に行った時、俳句 上田 五千石 さんの本も借りた・・・

俳人の多い中…最近、心懐かしく思う俳句であったのです・・・

 

詩ぼつぼつ書いて十一月や寒む

秋の暮と思ひゐる間も暮れゆける

この日和実に鳥啼くためにあり

はや冬の深ふところに入るおもひ

枯野より千筋の枯をひきゐくる

etc・・・

 

山口県に来て・・・

俳句結社を辞めた私・・・(私の中ではお休みかな・・・)

だけれども・・・

俳句は嫌いではない・・・

しがない主婦なので諦める・・・

 

先日は夫と広島に観光旅行

 

親子鹿写して朱の大鳥居・・・(宮島)

新鳥居吸って吐く如観光客  ・・・空也の口元の仏のようだったよ・・・観光客が

もみづるの真っ赤な天井空の青・・・・ケーブルを登って降りた山の風景・・・

黄落や原爆ドーム明るうす・・・・原爆ドームを初めて見た・・・

                               By 夢・・・

 

先日、広島に観光へ行った時ふと・・・俳句が出てきた

俳句は旅をすると書きたくなりますね・・・(^^♪

 

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2022/12/3 愛と永遠の青い空 

「愛と永遠の青い空」辻 仁成 著 2002年出版

今日から読む・・・本の最初の頁に

ヘミングウェイサン・テグジュペリの事が引用されている・・・

舞台は、パールハーバーのハワイか・・・・

 

私・・・何回かハワイに行った事はあるが

まだアリゾナ記念館やら戦艦ミズーリパールハーバー航空博物館・・・

には足を延ばした事がない・・・

ハワイに住む友達もあまり好きな場所では無いようだ・・・

さて、作品は、例によって、

元、特攻隊のエースだった周作の若かりし頃の話や

終戦を終えて旧友と集まった場所から話が始まった・・・

「日付変更線」も面白く読んだが、

この作品はどんなお話かワクワク・・・

 

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2022/12/2

「愛をください」辻 仁成著 2000年著

図書館にあったこの本・・・・

愛だの恋だの・・・と題名に付く本はとちょっと敬遠していたが

何故か・・・手が伸びた

さて・・

1988年に「ECHOSE」の「Zoo」 「愛を下さい」がリリース、ヒットしていった

私も、「愛をください~・愛をください~」というフレーズは耳に覚えがあった・・

その後、2019年にドラマ化されたらしい・・・

ネットをググる

「・・・複雑な社会を、群れながら生きる人間模様を見事に動物園に見立てている。

その観察力や表現力は、さすが人気作家・辻仁成だ。」とネットにあった(^^)/

そのドラマ、リバイバルで見たいと思う・・・( ;∀;)

さて・・・本では

養護施設に育ち、自殺行為を繰り返していた少女と

文通する事になった、基次郎・・・本人も養護施設に育ち、養子にもらわれて

人並みの生活を送っていたが・・・病気で亡くなってしまう・・・

実は2人は兄妹であった・・・という設定だった・・・

少女は利発な子だが養護施設で育ったせいか、どこかにいつも愛を求めている

彼女は社会に出ると知らず知らずに辛苦を舐めてゆく・・・

愛に飢えていた・・・知らぬうちに歪んだ愛情が遍歴を歩む・・・

基次郎はそんな彼女を手紙でずっと見守ってゆく・・・

ほんと、ドラマになりそうだ・・・

人間は悪いと思っても・・・本能なのか、愛にのめり込むと

周りが見えなくなる・・・人間の脳は本当に不思議だ・・・

理性があってもどうしようも無い時があるのだろう・・・

これは、経験した者でないと解らないと・・・

しかし・・・

この本では、兄妹愛がきっかけで・・・

手紙がきっかけで・・・

主人公は

目覚める機会を得られたような気がする

人間はいろいろな環境に晒される・・・

でも、きっとどこかで

強く見守ってくれている存在が居るから居たから

生きられるものなのかもしれない

生まれるということは愛を掴む事なのかもしれない

いや・・・

愛を知る事なのかもしれない

いや・・・

人を本当に慈しみ愛しみ守りたいと強く思う事なのかも・・・

 

ふと・・・

読後日記をつけているのも、

一種の手紙めいているような気がしてきた・・・

読んだ本に手紙を送っているような感覚に思えてきた・・・

本の御霊さんに心が暖かくなりました。

いろいろ考えさせられて、心豊かになりました

幸せに生きていけるような気がします

ありがとうございますって感じでしょうか

 

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11月30日水  続・・・

続・・・「刀」辻仁成著 2004年著

本の真ん中より・・・第二の人生の話に入った・・・

勢のある人は、モテるのが普通だ・・・

 

先日、経済解説者が・・・

日本はこれから自立する女性を増やすし増えてゆく方向にあるらしい・・・

そうなると・・・離婚率が高くなり、結婚する女性も減るそうだ・・・

また、子供の出生率も減るそうだ・・・

それが先進の国での結果のようだ・・・

さて・・・

本の中では新たなる・・・出会いが待っていた・・・

第一の結婚をし家庭を持ち、子供も愛していたのだけれど・・・

いろいろな家庭環境で・・・うまくいかず・・・

離婚の道へと歩んだ先には・・・

また、新たな恋の予感だった・・・・

人間だもの・・・・若いと恋もする、結婚もする・・・

モテル男は辛いのだ・・・

だが、その葛藤も大変なもの・・・

情熱も大変なもの・・・

でも、この第二の結婚の話にもかなり心揺さぶられる話があった・・・

二度目の結婚は主人公はかなり揺れるも・・・

運命のような結婚をし、

フランス暮らしの大冒険みたいな

新しい門出はとても物語を感じた・・・

日本の社会は狭く飛び出した二人・・・

一般人と同じようにフランスで暮らし、

出産をフランスで終えた・・・

一月の事・・・

私からすると・・・とても

ドラマスチックである・・・

この本では・・・

家のご先祖のお宝の宝刀の謎も解け

ヒカルの存在種あかしもあった・・・

二度の結婚までの課程また授かった男子への愛しさも知った

ある男の人生のひとつの標本のような物語。(自叙伝のような感じもあり)

心惹かれ、涙があふれる箇所もあった

人生って、一筋縄ではいかないとしみじみ・・・

・・・・エルビス・プレスリーの映画を今年見たのだけれど・・・

スターは 公私ともに大変なんだと思う・・・

しがらみが多すぎるのだ・・・人の目が多すぎるのだ・・・

・・・・

読後感・・・いろいろと頭の中には巡るのだけれど・・・

心地よい美しい思い出がある事は心に暖炉があるかのようだなと・・・

ふと・・・思ったのでした。

いろいろあったとしても、そういう幸せな現実もあったと・・・

だから、安心しましょ・・・いろいろあったとしても

 

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11月29日火

続・刀・katana 辻仁成著 2004年著

小説のような自叙伝のような・・・

お話に引き込まれているところです・・・

エッセイにも似た感じがいつも面白くて読んでしまう・・・

作家というのはどうしても、神経衰弱になりやすい傾向にあるし

書かないと作家ではないので、公私無く節操無く書かなくてはならないので

関わってる人は大変だけれども、縁だし運命だし・・・

作家は人徳があるのだろうと思う( ..)φ 

物事を突き詰めて考え込むので、

考えすぎるというのが職業病なのであろう・・・

作家というのは哲学者と似ているような・・・気がする

嘘つきでもあるし、正直者でもある・・・

 

主人公は今大学を辞めて作家、ミュージシャンとなって

家族を持ち大人になっている

そして、ニューヨークに渡ったところ・・・

ゼットコースターのように

谷あり山ありの人生の周期の波が小刻みに上下している様子

リアルに近いお話なので、シュールである・・・

ふと、読書の半ばで気になった箇所が・・・

「生きても、死んでもいない精神が、一つの精神の固まりが、

印刷という形式でそこに吹きつけられている」

と主人公は幽霊よりも恐ろしい代物が書物だと言っていた事

私は・・・じゃぁ・・

図書館は墓場に似ているのかもと・・・(・.・;)

一人の精神の固まりなる骨壺にある喉仏?ようなものを拝見した後・・・

骨壺はもとの場所に戻される?!みたいな?

なんか、

京都の西本願寺のお寺を想像してしまった・・・(我、ご先祖さんだけど)

お寺カードを持参して、先祖代々の祠を探して扉を開けて参拝して閉める・・・感じ

( *´艸`) そして、心をすっきりさせて、寺を出るのだ・・・

本は心の骨壺?!みたいな物かも?と・・・・

 

今日は、まだ読書半ばだけれども、特に印象に残った箇所でした・・・

先祖が先祖を大切にするのは「生きていた証」を絶やしたくないからなのだろう

たぶん、それが人間、生物の本能なのだろうと・・・

だから、生き繋ぐ事が本能だと・・・生き継げ、生き継げ・・・と本能が疼く・・・

なので、繁殖本能が基本なんだろう、生物は

ぜんぜん余談なのだが・・・鮭の話・・・

強い鮭は雌の鮭に産卵を促す時・・・

弱い鮭の雄はそのおこぼれに預かろうとどさくさに紛れるらしい

そして、子孫残しに架けるらしい・・・

生物は生きる、生存を続ける事に本能的に必死なのだ・・・

そして、血筋を生きながらえさせる、絶やさないのが生物の本能・・・

人間は、現代、生きる事に多少、困難さが減ったので

脳が食の安定と共に大きくなったのではないかと思う・・・

その余暇部分を持った脳・・・が故に、

余計な快楽を求めるようになったのが

人間の堕落?の始まりなのかもしれない・・・

本を読みながら思った今日でした・・・

今日は雨です・・・

はるか昔よりも食料も豊かになり、幸せな私は

ブラブラ・・・考えに耽るのでした・・・

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11月27日日

「刀・katana」辻 仁成著 2004年出版

まだ読み始めたところ・・・

家宝の「刀」を幼少の頃、偶然発見した主人公・・・

ご先祖か、分身かの夢に「お告げ」めいたものをもらい

「刀」と遭遇し、その刀に幼心に妙な感覚を心に焼き付けられたようだ・・・

主人公の幼少期、思春期、と追ってストーリーが始まった・・・

過去本に登場したようなストーリーとも重複するのだけれど

すぐ話を忘れちゃうので、また、新たに面白く読んでいる・・・・

 

「本」が語ってくれることで、まるで、友達とお話をしているようにも

伝わってくるときがある、

そうそう・・・私も同じような思いをしたことがある・・・

そんなとき、主人公はどう動いて、どうなったか、どう考えたか、どうしたか・・・

と追っていくと、人生経験を語ってくれている、兄のようにも思えるのだ・・・

本は、作者は1人だけど、読み手は世界中に居る・・・

作者は、冗談で、世界制覇をもくろんでいる・・・Σ(・ω・ノ)ノ!が・・・

たぶん、世界に受け入れられると思っている・・・

これほど、まるまま・・・気持ちを現実のように伝えてくる作家も居ないと思う

マイノリティーな部分を持っている人なら、きっとこの本は心温まるものだと思う

いいかっこをしていないのが、文に滲み出ているからだろうかと思う

本に出てくる登場人物にもいろいろと教わっている気がする

思春期は私も同じような時代の少し後をいっている気がするのだけど

思春期は高度経済成長と言われた時代の

子供への弊害も多々浮き出ていた・・・

忙しくて、子供に向かえない大人・・・無知厚顔な大人・・・

いつの時代もそれはいたしかたのない流れなのだろうけど・・・

 

思春期には、目立つ不良グループや 超美人な女の子やら 冷めた優等生やら・・・

スポーツ万能少年少女・・・

いたいた・・・そういう人が、

でも、決して、そういう子が幸せか、大人になっても変わらないかというと

大違いなのも、信憑性があって面白い本の一部を容作っていた・・・

まだ、本の最初の方だけれども、この本もきっと面白そうだ・・・

そういう本は、ゆっくりと、時間がかかってでも読もうという気に自然となる・・・

さてさて・・・

読書にはまっている秋です・・・

 

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2022/11/25

「千年旅人」辻 仁成著 1999年著 23年前なんですね・・・

物語りは3つ・・・

・砂を走る舟、・シオリ、夜の散歩、・記憶の羽、・あとがきにかえて

千年旅人は云う、「時は長さではない」「それはあなたの心にある」

急がば回れ」と千年旅人はわたしたちに言い残していった軌跡を生む言葉なのである

と・・・・1999年の作者は言っている・・

あれから、20年経ち・・・作者はいろいろな偉業?目標をこのところ・・・

魔法のように叶えられる、仙人仁成さんになっています・・・( *´艸`)

パリに棲み、憧れのオリンピアでライブをするそうで、これは凄い事だそうです

夢を有言実行されて凄いです。おめでとうございます(^_-)

運も加速しているように思いました・・・

生きていて、運のいい時ってやはりある・・・

でも、

急がば回れという人生を過ごして来られからこその

今かもしれません・・・

でもこの20年の間もいろいろとあったはずで・・・

年を経る如に人生経験を積み、川の流れに添い、時にはちょっと逆らいぎみでも

川下りをしてきたのでしょうね・・・

40代の頃って一番生きている中の旬の時代ですよね・・・(^^)

50代はちょっとあがき出す頃で

60代はちょっと老後目前で自分の道を振り返り・・・悟りぎみにもなり

最後のエイヤァッ!!って思い残さない為に頑張る時期なのかもしれません・・・

今日も読後感は人生をふりかえるような気持ちになりまして・・・

・砂を走る舟、では、手旗信号を海に向かい体を張って送り続ける少女の意味

・シオリ、夜の散歩、では一人の女性をめぐる男達とその関係と不気味さ・・・

・記憶の羽、ではインドネシアバリ島へ逃避した男の達観・・・

・あとがきにかえて、では千年旅人と題し、人間のさまざまに「生きる」という

命題があると・・・・そんなことを云っているような気がした・・・

人間は生まれてきたその時から芸術作品の誕生なのだと思う・・・

お母さんの血と涙の結晶のような気がしてきた・・・

だから、父、母に感謝をして、

幸せに生きましたと!伝えて、川下りの後、岸へ居り立ちたい・・・

DNAの船に乗っている私達は心を以て肉体や環境によって生き繋いでいる

不思議な生物だ・・・地球の不思議だ・・・いや・・・宇宙の不思議か・・(^^)

 

次は「刀」を読もうと思っています・・・

2004年著作のものです ^^) _

 

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