11月29日火
続・刀・katana 辻仁成著 2004年著
小説のような自叙伝のような・・・
お話に引き込まれているところです・・・
エッセイにも似た感じがいつも面白くて読んでしまう・・・
作家というのはどうしても、神経衰弱になりやすい傾向にあるし
書かないと作家ではないので、公私無く節操無く書かなくてはならないので
関わってる人は大変だけれども、縁だし運命だし・・・
作家は人徳があるのだろうと思う( ..)φ
物事を突き詰めて考え込むので、
考えすぎるというのが職業病なのであろう・・・
作家というのは哲学者と似ているような・・・気がする
嘘つきでもあるし、正直者でもある・・・
主人公は今大学を辞めて作家、ミュージシャンとなって
家族を持ち大人になっている
そして、ニューヨークに渡ったところ・・・
ゼットコースターのように
谷あり山ありの人生の周期の波が小刻みに上下している様子
リアルに近いお話なので、シュールである・・・
ふと、読書の半ばで気になった箇所が・・・
「生きても、死んでもいない精神が、一つの精神の固まりが、
印刷という形式でそこに吹きつけられている」
と主人公は幽霊よりも恐ろしい代物が書物だと言っていた事
私は・・・じゃぁ・・
図書館は墓場に似ているのかもと・・・(・.・;)
一人の精神の固まりなる骨壺にある喉仏?ようなものを拝見した後・・・
骨壺はもとの場所に戻される?!みたいな?
なんか、
京都の西本願寺のお寺を想像してしまった・・・(我、ご先祖さんだけど)
お寺カードを持参して、先祖代々の祠を探して扉を開けて参拝して閉める・・・感じ
( *´艸`) そして、心をすっきりさせて、寺を出るのだ・・・
本は心の骨壺?!みたいな物かも?と・・・・
今日は、まだ読書半ばだけれども、特に印象に残った箇所でした・・・
先祖が先祖を大切にするのは「生きていた証」を絶やしたくないからなのだろう
たぶん、それが人間、生物の本能なのだろうと・・・
だから、生き繋ぐ事が本能だと・・・生き継げ、生き継げ・・・と本能が疼く・・・
なので、繁殖本能が基本なんだろう、生物は
ぜんぜん余談なのだが・・・鮭の話・・・
強い鮭は雌の鮭に産卵を促す時・・・
弱い鮭の雄はそのおこぼれに預かろうとどさくさに紛れるらしい
そして、子孫残しに架けるらしい・・・
生物は生きる、生存を続ける事に本能的に必死なのだ・・・
そして、血筋を生きながらえさせる、絶やさないのが生物の本能・・・
人間は、現代、生きる事に多少、困難さが減ったので
脳が食の安定と共に大きくなったのではないかと思う・・・
その余暇部分を持った脳・・・が故に、
余計な快楽を求めるようになったのが
人間の堕落?の始まりなのかもしれない・・・
本を読みながら思った今日でした・・・
今日は雨です・・・
はるか昔よりも食料も豊かになり、幸せな私は
ブラブラ・・・考えに耽るのでした・・・
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