2023/1/6
「海峡の霧」 辻邦夫著 2001年出版
図書館で「辻」の欄を探していると・・・この本があったので
あれ?新しい本が入ったのかな?と思ったら・・・
間違えたようだったが、このエッセーはまた
面白かったのだ・・・東大を出て頭脳明晰な方なのだろうけど
文章が柔らかいし、遊びの一つとして他言語を習得するのが趣味というのだから・・・
「外国語ゲームの遊び方」というエッセーも書かれていた
勉強も遊びにしてしまうのだから天才は( *´艸`)・・・
それぞれの国の言葉って・・・難しいよねぇ・・・とおもうけれど
頭のいい人はゲーム感覚で習得するらしい・・・(^^♪
さて、目次を見て見ると・・・
早々たる文学者の名前が出てきている・・・きっと皆、友達なのだろう・・・
「お喋りという贈りもの」etc・・・
「プルーストにみる至福の味」
「現実から滲み出る思索思想の地平を俯瞰する試み」
「小さな散歩道から」etc・・・
読んでて本当に面白い・・・
「ものぐさ太郎とものぐさ花子の物語」
「心の想念を文章の形で明確にすること」・・・
(ピアニストがピアノを弾くように毎日書く・・・と作者は言っていた・・・)
「南にむけて永遠の空間を飛ぶこと」
「巷に雨のふるごとく」etc
好きな所から読んでゆく・・・とにかくとてもどれも読んでいて楽しい
そんなエッセーを書けたらいいなぁ・・・
誰にでも楽しく、優しいエッセーである・・・
「人は日常の時間の割れ目に、青空のように見える永遠に惹かれているのであろう
いまも、地上の生の至福の味が、文学創造の基本のモチーフのように感じることが
多い・・・」と著者、
経験が人間の潜在意識の中に奥深く眠っていてふと目覚めるのだとか・・・
この著者にもとても魅力を感じた・・・
著作にもとても魅力的なものがあった・・・
「西行花伝」や
「微光の道」国内外の作家の魅力や読書の愉しみを紹介しているエッセー
「春の戴冠」花の都フィレツェの栄光と没落を描く・・・
また、これらの本も読んでみたいと思う・・・
なんと偶然の出来事から・・・
幸せは増えるのだ・・・
今日は海霧が広がっている・・・
2023年1月6日金・・・例年よりも暖かいお正月であった・・・
コロナウィルスによる行動制限も解けたお正月であったのだ・・・
あのコロナ禍の3年間あまりは
人間にいかなる経験と思慮を深めたのだろうか・・・
地球の動き世界の動きは密接に人間に影響を与えていて
人は経験によって・・・深まりコクが増し美味しくなるのではないかと・・・
悲観せず、苦い経験もいい経験も自分の深みのある味としてゆこう!❤
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