2022/12/11

ニュートンの林檎 下」 辻 仁成 著 1996年出版

元子がとうとう死んでしまった・・・

いろいろな場面を一緒に過ごした忘れられない女性であった・・・

若い加奈子と出逢い、元子の冒険心の面影を持つその彼女と

お墓を一緒に洗い・・・

過去を赦し、己も許す事となる

「赦し」赦す ゆるす 事はなかなか人間出来ない事だけれど

たぶん、許されたい相手はあんがい、そんな事は忘れている事が多いか・・・

案外、気にしていな事が多い・・・と生きていて分かったのだけど・・・

「ゆるす」という事は二度と、

ゆるされたい事の過ちをおかさない事が一番の

人生に大切な事だと思う

たぶん、それは、個人の癖だと思う、

私は過去、あやまちを起こしそうな境遇に出合う事がま、ま、あるが、

(長い物には巻かれろ・・・的、思考。権力者に弱い )

痛い思い出があるので、いつもそれが頭に浮かぶ・・・

根本原因もわかっているつもりだ・・・自分の弱い部分・・・

そして、葛藤する・・・

そうして、大人になるのでしょう・・・

大人になるのは、自分の弱い所を見つめ

それを、自分ごと愛する事なのかも( *´艸`)

私は、よわいです、悪い所も一杯あります

でも、人が好きです・・・自分が好きです・・・

こんな私でも好いてくれる人?いたら嬉しい・・・・

と、さらけだせる相手がいれば、

人生の墓の立てる場所があるような感覚になりますね・・・

と・・・いう、読後感がありました・・・

「クロエとエンゾ」だったかな?

似たような筋がここに現われているような気がする・・・

作家さんだから、ネタを考えるのも筋も少し個性が出るような・・・

本を読むのは・・・

魅かれた文章から、作者を想像をする楽しみもある・・・

 

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