「愛はプライドより強く」 辻 仁成著 1995年出版
図書館に行くとまだ読み切っていない 辻さんの本が一冊発見・・・
書庫の奥にあったのだ・・・
パラパラと見たのだけれど・・・
目がくぎづけになったのは・・・・
主人公が大切な彼女を必死に引き留めるために
当時、流行っていた ホノルルマラソン に出場 完走した事であった・・・
それは・・・
当時、私も共感したのだが・・・
夫との1992年の結婚前に
夫が、そのホノルルマラソンの為に友達とハワイへ行って完走し・・・
おみやげに・・・
ハワイでティファニーのネックレスを2つも買ってきてくれたのであった・・・
その頃、バブルでOLであった私は・・・
その粋な計らいにノックダウンして・・・
いまやその彼の奥さんとして・・・31年目となろうとしている(*^_^*)
で・・・
当時、夫の友達も同じように、彼女と結婚をし、幸せな家庭を築いている
でも、あの42.195km の完走は本当にキツかったらしい
最後は足がもう動かず、足もマメだらけだったそうで
今でも、マラソンの記念のその当時もらった、
真鍮?のメダルが飾られている( *´艸`)
で・・・興味をもってこの本をワクワクしながら読もうと思って・・・
さて、本の主人公は小説家になりたいと思いながらも普通に働いている・・・青年
・・・本の最初には・・・主人公の独白風になって書かれている
「彼は主人公についてよく考える
主人公は自分の分身であってはならない
彼はそういつも言い聞かせている。
もしも主人公が自分のような人間なら、気が滅入って
さらに書く事ができなくなってしまうからだ」
と言っている頁がある・・・
この、短い書き出し部分の連続が、なんだか面白くて( *´艸`)
確かに、小説を書くと、
作者の自伝かな?本人の実話かな?と
読んでいるうちに読者は錯覚をしてしまうのだ・・・
でも、それはそれで、楽しく想像して読んでいるのでどうでもいいのよ・・・
で、自分が、小説家になったとしたら・・・
同じように思うのだろうと共感してみる・・・( *´艸`)
ようは、一人、想像して楽しめて読める本はいい本という事です
どうであれ・・・
って・・・物語の一部を真に受けている今の自分も
のっけから、勘違いして読んでいる・・・(^^
どうでもいいやい・・・
当時を思い出しながら楽しく読んでみようっと・・・
この本に感化された若者も当時いたに違いないともフト思ったのである・・・(^^♪
続・・・・読み終えた・・・
2人のナオト・・・つかさ・・・ナナにアキコ・・・が登場してくる・・・
途中、頭がこんがらがる・・・え?ナオトは今どうしちゃってるの?
とにかく・・・「恋愛するのには力がいる」
あらぬ想像したり、かんぐったり・・・信用できなくなったり・・・
他人同士なんだから・・・波長は合わないし・・・
また、自立している女性ほど・・・我が強いというか自分を持っているので
大変だ・・・
独立している女性は男性の力がなくとも生きていけるところがある・・・
現代は特に、男女とも働き、おたがい自立しているからまた
男性が女性の役割も果たしていかないと結婚してもらえない世になってきているかも
日本も時代が進み、男女の在り方も変わってきたように思う
恋愛するのが時代とともになにかと大変そうに見える
生きるときプライドを捨て続けなければならないことばかりだ・・・
でもそれが生きるという事だと気付く・・・(^^
あ・・・でも
プライドを捨てるほど・・・
大切な事と向き合った
勲章でもあるのだとも・・・裏を返せば・・・
自分のプライドなんか愛の前では本当の真実の前では・・・
なくていいものなのかもしれない・・・
それは純粋な自分とそれとの対峙なんだと
も思った・・・
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