2022/9/7

9月7日水

最近は読後日記と化している・・・

昨日からゆっくりと・・・読書をしようと・・・根をつめないつめない(^^)

「白仏」辻仁成 著 

昔、当初、鍛冶の仕事をしていたおじいさんの伝記?

おじいさんが「白仏」を作ったらしくその謎を明かす物語のようだ・・・

読み始めた所だ・・・。大河ドラマになりそうな

子供時代の懐古から始まり・・・思春期時代の甘い女性へのあこがれと・・・

生々しい「死」の記憶・・・などから・・・

本筋に入っていくのだろうか・・・

舞台は明治の初め頃のようだ・・・

場所は筑後(福岡県)

戦争にのめり込んでゆく・・・日本の頃だ・・・

さて・・・私事ですが・・・

昔、堺という「利休」の故郷に住んでいた

茶道は私の趣味ではあるが・・・

茶道と鍛冶屋とも深い関係があるそうだ・・・

というのも・・・刀を作る鍛冶屋は

刀を作る時には神様に御茶を捧げる儀式があってそれをも担っていたそうだ・・・

だから、茶にも深い関わりがあるそうだ・・・(深くは知らないけど・・・)

堺の街は鉄砲町もあり、町屋で鉄砲の展示を見た事がある・・・

大きくて、重くて・・・鉄の塊だった・・・・

持てそうもない代物だったな・・

今は、刃物の街として有名だ・・・

私も堺の包丁を持っている(^^)

と・・・余談だが・・・

そんなところから「鍛冶」の話に興味が湧いていた・・・

茶道も昔は、男の生きる道にはかかせない政治に密着したものだった

今は娯楽となっているけれど、

文学に似た奥深い物、日本のルーツを感じてしまう

古い物、詫び寂びたもの、見立てなど・・・美意識という事を教えてくれる

古い物もまた新しい物いろいろな物を取り入れて世の中の価値を作ってきた

それを自由に扱い政治や世の中に浸透させた利休や武将達

日本と外国との個性も際だち始めた頃だったのだろう・・・

なにか似ている今も昔も・・・

今日は台風一過となり朝な夕なに染める太陽の光の空と雲が

ピンク色に水色の空を染めている

太陽が雲のピンク色を作っている

今も昔も同じ風景だったのだろうと・・・遥か海に浮かぶ島をみて思う・・・

今日はお天気が良さそう

昨日は図書館へ行く道を・・・

銀杏の実が道を汚していた、上を見ると黄色い実が犇めいていた・・・

秋なんですね・・・

 

読後記録日記になっている秋です・・・

「白仏」辻 仁成著

鍛冶屋から始まった祖父が「白仏」を建立するに至ったまでの

幼き頃から青春時代の友を絡め、戦争時代、発明成功、失敗時代

穏やかな子孫達の成功と繁栄時代・・・発明家だったご先祖様のお話でした

やはり・・・

物語の流れの渦の中に引き込まれてしまいました・・・

「倶会一処」という禅語と

稔さんの

「希望は自分の中にあるこれからの時代は自分の能力だけを信じて生きようと心に誓って・・・」というフレーズが頭から離れませんでした・・・

明治時代を生きた祖父の誠実な人生に尊敬の念が消えませんでした。

読んで感動し良かったと思いました。

1999年「白仏」の仏翻訳語版「Le Bouddha  blanc」で

仏フェミナ賞・外国小説賞を日本人として初めて受賞

との本でした・・・

この頃はまだアジアの夫について赴任生活だったので

この本の存在は知らなかったのかもしれませんが

今、この本に出合って良かったと思いました。

女の私から読むと・・・

女性も重要なキーとして登場してくれるので

男、男臭い小説ではなくて読む気もするのかもしれません。

瀬戸内海を見るとその壮大な物語が思い浮かぶようです

そうそう・・・この辺りも美味しいお海苔が沢山売っていておいしいのですが

その物語にも思いを馳せてしまいました・・・

さて・・・家事に専念しましょう・・・

今日は台風一過で、朝日が綺麗でした・・・

お昼も涼しくお天気です。

お布団を干して、洗濯を沢山しましょうっと・・・

家族が気持ちよく過ごせるように・・・

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